ワクチン・予防接種について
病気は、かかってから治療をすることよりも、未然に防ぐことの方が重要です。特に感染症は、命に関わるだけでなく他の動物への感染源にもなりかねません。そのようなことにならないためにも、しっかり予防しておくことが大切なのです。
どのワクチンが必要なのか、いつ接種するべきなのかは、ライフスタイルや年齢などによっても異なるため、まずは一度ご相談ください。
犬の4大予防 猫の3大予防
ひとつのワクチンで何種類もの病気を予防できます。ワクチンは健康な動物にしか打つことができませんので、感染症から守り、自分が感染源にならないためにも定期的なワクチン接種で、大切な家族を守り続けましょう。
・犬ジステンバー・犬伝染性肝炎・犬アデノウイルス感染症・犬バラインフルエンザ2型感染症・犬バルボウイルス感染症・犬レプトスピラ感染症
・猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症・猫クラミジア感染症・猫白血病ウイルス感染症
ノミやダニは主に屋外の植物や動物の体の表面に生息しています。日常的なダニの予防、駆除によりダニとの接触を少なくすることが一番の予防策といえます。近年では人への被害も報告されており、厄介な寄生虫の一つですので、飲み薬やスポット際などで、定期的に対策しましょう。
フィラリア症とは、蚊が媒介する代表的な犬の病気です。フィラリアが肺動脈や心臓に寄生することにより発生し、血液の流れが妨げられ、様々な障害が発生し、放置することで死に至る場合もあります。咳が出る・元気がない・食欲がない・尿が赤くなるなどの症状がありますので、少しでも症状が見られたらご相談ください。最近ではフィラリアの予防とノミ・マダニを同時に予防できるお薬も開発されています。
狂犬病は、一度発病してしまうと、人・動物共にほぼ100%死亡する大変恐ろしい病気です。狂犬病のワクチン接種は犬を飼う飼い主に唯一法律により義務付けられています。生後91日以上の犬には1年に1回の予防接種を受ける必要があります。